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ラトランド伯、フォザリンゲーへ行く

クリフォード男爵がスキップトン城に戻って暮らし始めたちょうどその頃、ラトランド伯エドマンドは母セシールの
いる居城の門前に立って様子をうかがっていた。


( ・ー・)『船の荷物に書いてあった宛先を頼りにフォザリンゲーまで来たけれど、母上とマギーはいるかな?」


ラトランド伯は城内に足を踏み入れ、周りの様子に目を配りつつ廊下を歩いていった。


(^ω^ ))「あ、ラトラn…d は…くっ…?!」

( ´ー`)『やぁ、久しぶり。母上とマギーはどこかな?』

(^ω^;)「あっ、え、えーっと…」


召使いは視線を泳がせて口ごもっている。


( ・ー・)『んーと、父上と僕のミサとかはもうやってくれた?』

(^ω^;)「い、忙しくってまだ全然…ですお…そのうち兄君がなんらかの指示をしてくると思います、お」

( ・ー・)『そっか。今度のミサの時は父上と一緒に来るからよろしく頼むよ。で、母上は…』

(´ω`;)


召使いのただならぬ雰囲気を見て取ったラトランド伯は、いぶかしげに眉を寄せた。

  _,
( ・ー・)『…なんかあったのかい?』

(´ω`;)「いえいえ、家中一同万事滞りなく過ごしていますお」
  _,
( ・ー・)『ぁゃιぃ』

(´ε`;)「」
  _,
( ・ー・)『…まぁいいや。マギーに先に会ってきたいんだけど、部屋まで案内してくれる?』

(^ω^;)「はいはい、ただいま」


そしてラトランド伯エドマンドは妹・ヨーク公女マーガレットの部屋に通された。
マーガレットは深翠色のブロケード地を広げて満面の笑みを浮かべている。


(^ー^ )「新しいブロケードが届いたわ!思った通り、いい感じの生地!」

( ・ー・)『ん、その布地はマギーのだったのか』

(^ー^ ))「…?」


マーガレットはキョロキョロとあたりを見回した。


( ´ー`)『揃いのドレスとケープを仕立てたら、きっとよく似合うだろうねぇ』

(^ー^ )「んー?さっきからネディ兄ちゃんの声がするような」

ヽ( ・ー・)ノ『船旅でブルゴーニュからイングランドに来たよ。久しぶりだねぇ、マギー』

(^ー^;)「え!ネディ兄ちゃん来てるの?!パパと一緒に戦いで死んだって、召使いの人が言ってたのに」

( ・ー・)『確かにあの戦いで死んだんだけどね。なぜかあちらでクリフォード男爵が「それがしをブルゴーニュ
       に連れてって」とうるさくて…ジョージとリッチーの様子を見に行くだけだったのに、流されて
       あの人と一緒にブルゴーニュのブリュージュ市内旅行してたわけ』

Σ(^ー^;)「ちょっ!クリフォードって、ネディ兄ちゃんを処刑した貴族じゃん、一体どういうことなの?」


ラトランド伯はマーガレットにこれまでの経緯を簡単に説明してあげた。


( ´ー`)『…まぁそういうことで、僕はジョージとリッチーの頼みで母上やマギーに会いに来たのさ』

(^ー^ )「そっかぁ。ねぇネディ兄ちゃん、ジョージはあっちで真面目にお勉強してた?」

( ´ー`)『…ブルゴーニュの公妃さまがくれたっていう甘口ワインを呑みながらではあるけど、ラテン語の
       テキストをやってたよ。まぁ答えもだいたい合ってたし、問題なさげだと思う』

(^へ^ )「もー、ジョージったら私たちには見つからないって思って好き放題ねぇ…
       帰ってきたらちょっとお説教しなきゃ」

( ・ー・)『そういえば、リッチーもね。あちらでフランス語を結構覚えてきてるよ』

(^ー^ )「へぇ。ラテン語はどう?」

( ´ー`)『とりあえず僕が宿題を見てあげたから、大丈夫だと思うけど…』

(^ー^ )「うーん。リッチーもちょっと不安なとこがあるからなぁ。
       ふたりとも帰ってきたら私がお勉強見てあげよっと!」
  _,
( ・ー・)『……ところでさ、マギー?』


本棚の写本に手をのばして教科書代わりになりそうな本を探しはじめたマーガレットに、ラトランド伯は
ためらいがちに声をかけた。


ェァ【ラトランド伯、フォザリンゲーへ行く・2】に続く

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