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クリフォード男爵、スキップトンへ行く・4

(つへ= )『うーむ。いつも以上に眠れなんだ…』


次の日の朝、目をこすりながら大広間に出てきたクリフォード男爵は先に起きて食卓を用意していた庭師と
従騎士に声をかけた。


(@へ@ )『おはよう。…おや、3人分用意されているようだが』

( ゚v゚)「え、クリフォード卿もお召し上がりになるのでしょう?」

(@へ@ )『この体だから生前ほどは食べられぬが、ありがたくいただこう!』


クリフォード男爵はたっぷりとハーブで香りづけされこんがり焼かれたローストチキンをナイフでこそげて、
パンに挟み口に放り込んだ。


(@へ@ )『んー、懐かしい味だ…なんというかしみじみ帰ってきたという感じがする』

( ´w`)「ジョンぼっちゃま、スープもぜひ召し上がってくだされ」

(@へ@ )『うむ!』

( ゚v゚)「これで奥方様や若君たちがいらしたら…」


従騎士がぽつりとこぼしたひとことに、スープを口に運びかけていたクリフォード男爵の動きが止まった。


(@へ@。 )グシュン『うむむ、このスープは少し塩味がきついな』

(#´w`)「こら、お前というやつはいちいちそういうことを言うからぼっちゃまが…」

(;゚v゚)「あ、申し訳ありませんクリフォード卿!」


クリフォード男爵は見開いた目から涙をぼろぼろとこぼして鼻をすすっている。


(@へ@。 )『……マルゴーに会いたい…子供たちにも…』

(;´w`)「申し訳ありませぬ、あまりにどたばたしていて奥方様に行き先を聞き損ねてしもうたのです…
       ただ必ず戻ってくると仰せでございましたので気を強く持って下され、ジョンぼっちゃま!」

(;゚v゚)ゞ


朝食が終わって食卓が片づけられると、クリフォード男爵は席を外してふらりと中庭に出ていった。
薄曇りの空模様に時折射す太陽の光が涙ぐんでいる男爵の目には痛いほどに眩しく感じられ、彼はすぐに
へたりこむように芝生の上に腰を下ろしてぼんやりと庭の風景を眺めた。


(@へ@ )『……む。庭木の手入れがされていないところがちらほらあるな…お爺しかおらぬから手が廻らぬか』


クリフォード男爵はのっそりと立ち上がると、また城内に引き返していった。
しばらくして中庭へ姿を現したクリフォード男爵は、城内から持ち出したハルバードを庭木に向かって一閃した。


+(@へ@ )『うむ、わりといい感じに切れたのではないか?
         この調子で枝の飛び出たところを一刈りしておいてやろう!』


~そして夕暮れ時~


( ´w`)「ジョンぼっちゃま。庭木が」

(@へ@ )『おお、枝がぴょいぴょいはねておったから代わりに刈っておいたぞ』

( ´w`)「やはり…!切り口もフォルムもガタついてしまっていて、ぼっちゃまが刈られた木だけ周り
       から浮いておるのですぐにわかりましたよ。あれは植木鋏を使ったのではございませんな?
       一体何をお使いになられたので…」

(@へ@ )『ハルバード』

(;´w`)「」

(@へ@ )『バトルアックスと悩んだんだが、切れ味の良さを考えるとハルバードがよかろうと思ってな』

(;´w`))「ジョンぼっちゃま、頼みますから用途に適した道具の使い方をなさってくださいませ…」

o(@へ@o )『で、お爺よ。夕飯はなんだね?
        それがし今日は庭木の手入れをしたり、裏手の山で狩りをしてきたりで腹がぺこぺこなのだ』

(;´w`)「…牛すね肉のポットローストと鳩肉のグリル、キャベツとかぶと豚のシチューでございます」


庭師の返事を聞いたクリフォード男爵は、満面の笑みを浮かべて頷いた。


(@へ@* )『うむうむ!シチューはキャベツとかぶを少なめで頼むぞ』

( ´w`)「いけませぬ。肉ばかりでは体調を崩しますぞ!
       ついでにリークのマリネを作ってさしあげますゆえ、野菜もきちんと平らげてくだされ」

(@へ@ )『えー』

( ´w`)「なるほど、ご不満でしたら特盛で作ることにいたしましょう」

(@へ@;)『えー!!』

( ´w`)「野菜をしっかりお召し上がると食前にお誓いになれば、やや盛でおつけいたしますよ」


柔和な笑みを浮かべる庭師を前にして、クリフォード男爵はばつが悪そうに髪の毛をかきあげたのだった。

ェァ【クリフォード男爵、スキップトンへ行く・5】に続く

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