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クリフォード男爵、スキップトンへ行く・2

床にしゃがみこんでうんこ座り状態のクリフォード男爵のもとに、また一人誰かが近づいてきた。


( ゚v゚)「クリフォード卿!クリフォード卿ではありませんか!」

(@へ@;)『おやっ、そなたは…生きておったのか!
        あの戦いではぐれたものだから、てっきりどこかで野垂れ死にしたのかと』


なんとやってきたのはかつて城で召し抱えていた盾持ちの若者だった。


┗( ゚v゚)┛「ひどい怪我はしましたが、このとおり治りましてございますよ!」

(@へ@;)『そなたにはすまないことをしたな。
        戦いが終わったら騎士叙任してやると約束したのに、このざまだ…』

( ゚v゚)「気にしておりませんよ、あの乱戦を生き延びただけでも奇跡と言われました。
     帰ってきたら家族が泣いてぼくに抱きついてきましたよ。
     主君が亡くなったからぼくもだめだったんじゃないかと思っていたようで」

(@へ@ )『うむ。そなたは跡取り息子だものな。生きていただけでも恩の字というものだ』


クリフォード男爵は盾持ちの若者に向かって深くうなずいた。


( ´w`)「ジョンぼっちゃまの代わりに盾持ちとしての役割を果たして、華々しく散ればよかったのでは
       ないかね?ええ?」

( ゚v゚)そ「ぼくが死んだら誰が母上や父上を守るんです!」

(#´w`)「何を言う!バチェラーたるもの主君を守って散るのが仕事であろう!」


若者に向かって怒り出した庭師を、クリフォード男爵は間に割って入ってなだめた。


(@へ@ )『それがしが死んだのは、たんなる不注意だ。こやつのせいではない。それにそれがしの代わりに
        こやつが死んでいたとて、あの惨敗の結果は変わらぬよ。それがしもヨーク方の捕虜になって
        処刑されていたやもしれぬ。あまり責めるのはよくないぞ、お爺よ』

(#´w`)「しかし!ジョンぼっちゃまがまだお小さい頃からお仕えしていたわしの身にもなってください!」

(@へ@;)

(#´w`)「ジョンぼっちゃまのお父上がまだお若かった頃に召し抱えられて、ぼっちゃまの世話も多少
       なりともしてまいりました!こういう言い方は不遜やもしれませぬが、わしはジョンぼっちゃま
       を我が子同然に思っておりましたのですよ!
       それが今では、ヨークの城壁に首を晒され胴も戻って来ず…」


自分の遺体があの戦いの後でどうなっていたのか知らなかったクリフォード男爵は口をぽかんと空けた。


(@へ@;)『は?ヨークの城壁?』

( ゚v゚)「ええ、風のうわさによるとご遺体を斬首されて、その首がヨーク城壁に掲げられていた逆賊たちの
     首と交換になって晒されているとのことです…
     ぼく、近々こっそり取り返しに行こうかと思っております」

(◎へ◎;)『なに!逆賊ヨーク公どもの首と入れ替えてそれがし達の首が晒されているだと…なんたる屈辱!
        ヨーク方め、なんということをしてくれたのだ…!!そうと知っていればラトランド伯のことを
        一発殴っておったのに!なんたることか……ヨークの奴らには血も涙もないのかっ』


クリフォード男爵は怒りに震えている。


( ゚v゚)「男爵の盾持ちの名にかけて、首だけでも取り返してみせます!そして奥方さまたちがお帰りに
     なるときにあらためて鎮魂ミサを開くというのはいかがでしょう」

(@へ@;)『いかんいかん。せっかく生きて帰ったのに、ヨーク方にもし見つかれば殺されてしまうだろう。
        おとなしくヨーク方が飽きてこちらに戻してくれるのを待とうぞ』

( つw`)「ジョンぼっちゃま…わしはくやしゅうございます!
       クリフォード男爵家の栄光と名誉はこの戦争のせいで地に落ちました!本来なら奥方さまも
       若君たちもこんな目に遭わず、城で平和に暮らせていたはずなのです。それもこれもランカ
       スターの国王陛下が頭をおかしくしたせいで…
       あんなことさえなければ、王妃さまもぼっちゃまも苦労を背負わずに…」

(@へ@ )『今さら嘆いても始まらぬよ。おかしくなってしまったものは仕方なかろう…あの病気は二度と
        元には戻らない。割れた卵のようなものだ。王妃さまと王太子殿下をお助けするはずのそれ
        がしがこうして死んでしまって、お二方とも苦労なさるとは思うが…
        きっといつか苦労が報われる日が来ようぞ』


クリフォード男爵は涙を流す庭師の肩に手をそえてやったのだった。





ェァ【クリフォード男爵、スキップトンへ行く・3】に続く

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